ノイズキャンセルの仕組みってどうなってるの?おすすめイヤホンは?

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ノイズキャンセルの世界を体験

どうも、Noriです。

このブログどうもイヤホン関係で検索をかけて来ていただく人が多いみたいでして。
イヤホンに興味のある方って自分が思ってる以上に多いんだなぁと驚いております。

と、同時にあんなに長い記事を読んでくださることに感謝です。

書いてよかった笑

さて、今回はそんなイヤホンの中でもちょっとだけ特殊なイヤホンのお話です。

 

皆さんもそのワードくらいは聞いたことあると思いますが

 

ノイズキャンセルイヤホン

 

です。

これ、どんな物かというと名前のまんま。
耳につけると周囲の環境音を消してくれるんですね。

「えー?ホントにー?言ってもそんな綺麗には消えないんでしょー?」と思われるかと思うんですが、つけてびっくり。
ほんと見事に環境音を消して音楽だけの世界を提供してくれます。

最初に発明したのは、アメリカの有名メーカーBoseの創業者アマー・G・ボーズ氏。

記憶が曖昧な所もありますが飛行機に乗ってる時にエンジン音やらがうるさくて音楽に集中できない事があって、「それならこの音消せばいいじゃん!」ってなったのがきっかけだったとか。

 

発想ぶっとびすいでしょっていうね笑
世界を牽引する人は発想からしてやっぱり違うんですねぇ笑

環境音だけ消す。

今回はそんなノイズキャンセルの世界を疑似ですが体験してもらえたらなと思っております。

最後に僕がおすすめするノイズキャンセルイヤホンについても書いてますのでよかったらお付き合いください。

 

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音が聞こえるということ

皆さん、「音が聞こえる」という現象の「仕組み」はご存知でしょうか。

 

知ってる方は当然知ってるでしょうが、音って「空気の振動」なんですね。
その振動が耳の鼓膜を叩いたのをみんな「音」として認識してるんです。

凄いですよね、ただの振動が音となって、またさらにそれを使って音楽ができるんですもんね。

考えすぎたらなんか哲学の方面に行きそうなので深くは考えませんが笑

まぁそれが音の正体なわけですね。

で、この音の振動。実は波の形をしているんですよ。

皆さんも音楽制作ドキュメンタリーとか、制作サイドの映像を見たことある方なら見た事あるかもしれませんが、こんな感じ。

hakei

 

拡大すると…

hakei2

ね、波でしょ。

上下にゆらゆらと。

これを再生すると

曲:彗星ストローク(作曲Nori)

 

ちゃっかり自分の曲の宣伝も兼ねますが…笑
著作権とかも考えて自分の曲を使いますね。

上の青い波形を再生するとこんな感じのが流れます。

まぁ普通に音楽がながれますよね。そりゃ。

もちろんピアノの音であったりギターの音、ドラムの音などもすべてこういう形をしてるんですね。

そして勿論ノイズと言われる音も。

hakei3

紫色のやつは「ホワイトノイズ」といわれるノイズです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが波の形してますよね。

ちなみに音はこんな感じ

(ノイズなので不快な方は飛ばしてください。音量注意です。)

ノイズですね笑

でも、紫の部分をよーく見て貰うとわかると思うんですが、「必ず上下に行き来している」という事が分かるかと思います。

細かいノイズ音なので大分見にくいんですが、上の緑の音と同様波の形は上下に行き来していますよね。

まぁ「波形」、つまり「波」なので上下するのは当たり前と言えば当たり前なのですが…笑

 

でも今回のノイズキャンセルの話はこの「上下を往復する」っていう部分が重要になってきます。

 

ノイズキャンセルの仕組み

さて本題です。

音は波だっていうことが分かりましたが、それとノイズキャンセルがどう関係してくるのか。

 

勿体ぶってもあれなので結論から言いますと。

音の波って「全く同じ波を『上下逆にして』ぶつけてやると綺麗に消える」んです。

いやこれホント。

論より証拠ってことで実験。

まず同じ全く同じ音源を2つ用意します。

(今回はさっきも使った僕の曲『彗星ストローク』を使用。ブログの最後にニコ動でフルが聞けるようになってるからよかったら聞いてね!笑)

suisei

だけ(青)鳴らした物がこちら

 

そして下だけ(緑)のはこちら

まぁ聞いた感じはなにも変わりませんよね。

ホントに画像の音を使っているかどうかは信じて貰うしかないのですが…笑
まぁそこは信じて貰うとして。

 

でもこれ実は拡大してみると…

suisei2

分かるでしょうか?

さっきの画像の一部を拡大して物なのですが、青と緑で波の上下が逆になってるのが分かるかと思います。

 

青が正規の音で緑が波形の上下を真逆にしたものなんですね。

イヤホンなどをして聞いて貰うと分かるかと思うんですが、ハイハットの位置が逆になってるのが分かるかと思います。

まぁいうなれば青の波形を鏡で映した感じですね。

 

同じように聞こえても左右が違う音になってるわけです。

 

さてここからがノイズキャンセルなのですが、この青と緑を「同時」に再生してみます。

mp3を作ってから思ったんですが、無音になるだけなので絶対分からないじゃないか笑

なので動画にしてみました笑

どうでしょうか!見事に音が消えてるのが分かるかと。

時々片方だけ鳴らすようにしてますが、その時はしっかりと片方の音源が聞こえてますよね。
(マウスで黄色いボタンをクリックしてるのが片方の音を鳴らす作業です)

もし波形編集ツールとか持ってる方がいるなら是非やってみてください。

面白いくらい綺麗に消えますから。

 

どうでしょうか、上下逆の波を同時に再生(波同士をぶつける)と消える。
ノイズキャンセルの仕組み堪能いただけたでしょうか。

なぜ環境音だけ消えるの?

「音が消える仕組み」は体感してもらえたと思います。

でも単純に考えて、耳でなってる音の波形の上下逆の物を生成してイヤホンの中でぶつけるだけじゃ上の動画のようにただ音が消えるだけですよね。当然笑

今回のお話は「ノイズキャンセルイヤホン」です。
当然音楽だけの世界を提供してくれるイヤホンですので、環境音だけを消す必要があるわけですね。

お次はこれの仕組みをご紹介します。

 

といっても原理はめちゃくちゃ簡単。

「外から来る音をマイクで拾って、それを消している」

というだけの話なんですね。

 

cancel

 

ちょっと見にくいですけど画像でみるとこんな感じですね笑

ピンク…騒音

青…生成した逆波形

緑…プレイヤーから流れる音楽

 

って感じです。

原理だけ見ればすごく簡単ですね。まぁこれをいざ実践しようと思うと凄い技術力がいりそうですが。。。

そこはさすがの世界のボーズ。見事に開発に成功しました。

今や他の色々な音響メーカーやヘッドホンメーカーからもノイズキャンセルを謳った商品が発売されていますので、一般層にも受けはいいんでしょうね。

まぁ今は飛行機などに乗る機会も増えましたし、今後まだまだノイズキャンセルの分野は伸びそうです。

どんな商品が出てくるのか楽しみですね!

 

最後に僕のおすすめノイズキャンセルイヤホンをご紹介

僕がおすすめするイヤホンは

これです!

やっぱりボーズになっちゃいますね。

といっても正直に言っちゃうと僕これまだもってないんですけどね…。

この記事でイヤホンを色々と視聴しまくってた時にこのイヤホンもついでに試したんですよ。

その時もうホントにびっくりしました。ノイズキャンセルをオンにすると自分が映画館の中にいるような感覚になるんですよ笑

映像だけになって音がふっと消える演出とかあるじゃないですか。あんな感じになるんです。

これはつけてみないとホントに分からない感覚だと思うんですが、、、一度家電量販店とかに行かれた時にでも試すだけでも試してみてください。
ホントに「!?!?」ってなりますから笑

そしてまたこれ音もいいんですよ。すんごくマイルドというか、どこの帯域も気持ちよく流してくれるんです。ちょっと低音よりといえば低音よりなんですけど。
それがまた気持ちいい低音でして。

 

今コレの為にちょくちょくと貯金をしています。来年海外に旅行に行く予定がありそうなのでその時までには買えたらいいなーと思っています。

飛行機の音ってホントにうるさいですからね…。エコノミーにしか乗れない自分にはあの音はなんとかしたい所なのです。

 

ってなわけで

ただノイズキャンセルイヤホンを紹介するだけじゃ面白くないなーと思ったので、こんな形をとってみましたがいかがでしたでしょうか。

仕組みとか歴史とかを知るとノイズキャンセルについても親近感わくんじゃないでしょうか笑

ちょっとでもそのお手伝いが出来ていれば幸いです。

 

それでは今回はこの辺でー!また次回!

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ABOUTこの記事をかいた人

初めまして。中学の頃からバンドで音楽に関わって10年以上。 今までに身につけた知識、折角なんで皆さんと共有できればいいなと思いブログを始めました。 間違っている事があればご指摘ください…笑 理論の事以外にも、趣味のDTM関連の事や、ガジェット関連、アプリ関連など色々と好きな様に書こうと思っています。