これが分かればコード初心者脱出!ドレミファのコードネームは?

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コードの記事は終了だーとか前回言っておりましたが、いきなり次でさっそくまたコードの記事!すみません!笑

 

一つ完全に忘れていました。

 

僕このシリーズの一番最初の記事で「ブログのコードの記事全部読み終わればドレミファを和音にしたときのコードネームは?」という質問に答えられるようになりますよ、って書いてたのにその事に全く触れずに終わっていました笑

 

いやはやすみません、完全に忘れておりました。

 

では早速この答え合わせをしていきましょう。

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考え方

 

では一つひとつ見ていきましょう。

 

まずコードネームを考える際の手順は

 

1.ルートは何かを考える

 

2.3度、5度、辺りの音は含まれているかを見る

 

3.それ以外の音は何を含んでいるか見る、そしてその音は何度かを見る

 

4.知っているコードネームに当てはめる事が出来るかを考える

 

5.知っているコードネームに当てはめる事が出来ない音を、何とかして足したり引いたりする

 

という手順で考えていけばいいと思います。

 

では早速この手順にあてはめて「ドレミファ」という和音はどういう名前が付くのか。

 

 

doremifa

みていきます。

 

ではまず手順1「ルートの確認」ですね。

 

これはもう一番下の音は何か。で解決です。

この場合は「ド」なのでこのコードのルートは「C」だと分かります。

 

1.の答えは「C」です

 

では続いて手順2の「3度、5度は含まれているか」ですね。

今回は3度の「ミ」が含まれています。5度は含まれていませんね。

 

これで判断しているのは「このコードはメジャーなのか、マイナーなのか」という点と、5度があることでいわゆる普通のコードかそうでないかというのを見ています。

普通のコードかどうかと言うと少し語弊があるかもしれませんが…例えば「augコードなのか、dimコードなのか」という事を見ることだと思ってください。

 

1度,3度,5度と積まれているコードが一番安定しているという話しはここでしましたが、この安定感のあるコードかどうかを見ると判断してもらえばオッケーです。

 

今回は3度が「ミ」なのでこのコードはメジャーだという判断と、5度は含まれていないという判断が出来ればオッケーです。

 

というわけで手順2の答えは「3度がメジャーで含まれている」となります。

 

では続いて手順3「それ以外の音は何が含まれているか、そしてその音は何度か」を見ていきます。

これは今見てきた1度、3度以外の音になるので今回の場合は「レとファ」の事ですね。

 

そしてその音は「何度にあたるのか」という点も同時に考えてみます。

今回のレとファは「2度と4度」ですね。

そしてここで大事なのがこの「2度や4度」をしっかりと「9度や11度としても判断できるよう頭の片隅にいれておく」ことです。

 

いわゆる「安定感のあるコード(1度、3度、5度、7度)」以外の音は「上に積むと判断」される事が多いのでその場合2度や4度と表記されるより9度や11度として表記される事の方が圧倒的に多いです。

 

そこに対応できるようにしっかりと

 

2度は9度と表記される事

4度は11度と表記される事

(6度は13度ですね)

 

を意識しておきましょう。

という訳で手順3は完了です。「レ(2度=9度)とファ(4度=11度)を含んでいる」となります。

 

そして次。

手順4の「知っているコードネームに当てはめる事が出来るか」を考えます。

 

今まで手順1~3で分解して来た事で分かった

Cのメジャーである事を踏まえて、レとファを含むコードは何があったかを思い出してみます。

 

メジャーのコードでなおかつ2度=9度や4度=11度を含むコードをぱっと思いつく限りあげてみます

今回は

 

「add9」

「sus4」

 

くらいでしょうか。

 

そして出し切ったところで

 

「add9」 … 構成音は「ド、レ、ミ、ソ」なので4度(ファ)が含まれていなくて、5度(ソ)が含まれてしまっているな

「sus4」 … 構成音は「ド、ファ、ソ」なのでレが含まれていなくて、5度が含まれてしまっているな

 

と言った具合に挙げたコードと、お題のコードとの相違点を挙げていきます。

そしてこれに一番近いと判断されるコードを主軸に据えます。

 

今回の場合は…近いコードかどうかと言われれば微妙と判断する人もいるかも知れませんがadd9コードが近いと判断しましょうか。

 

判断基準はお題の「ド、レ、ミ、ファ」のうち「ド、レ、ミ」が含まれていること、とします

 

という訳で手順4の答えは「add9」ですね。

 

そして最後の手順5「知っているコードネームに当てはめる事が出来ない音を、何とかして足したり引いたりする」ですね。

 

さてここからは、無理やりです笑

 

もうこれしちゃうと何でもありじゃんか!となってしまうとは思うのですが、これのおかげで「コードネームに落としこめる」とプラスに捉えていきましょう笑

 

さて、今までの手順1~4まででの事を総合すると

 

コードCadd9の音から

 

「5度が抜けて」

「ファ(11度)の音が足されている」

 

と判断します。

 

ファはさっきも言ったように4度ではなくて、11度としてみます。

理由は

「1度、3度、5度、7度以外の音を『足す』場合はそれ以上の数字で指定する事が多いから」です。

 

そしてもう一つの「5度が抜ける」ですが、こちらの記事でも言いましたが抜ける場合は「omit」という単語を使います。

便利な言葉ですね笑

 

というわけで出揃いました。

 

まとめると

ドレミファの和音は

Cadd9から5度を抜いて(omit)、11度の音を足した和音

 

となりますね。

 

これをコードネームで表記すると

Cadd9(omit5)(11)となりますね。

 

わー自分で書いておきながら凄い無理やり笑

 

でも仕方ないこーなんだから。。。

楽譜に書く場合は

doremifa_kotae

こんな感じですかね。

 

ちなみに補足するとコードを表記する人によって変わる場合もあるんですが、add9にさらに音を足す場合、(11)のように括弧をつけることで「その音だけ足す」とする人が多いです。

 

時々(11)で括弧なしの11という意味と同じ意味で使ってこられる人もいるんですが…もうここまで来るとその人の癖としか言えないのでその都度確認した方がいいと思います笑

一応コードの横に数字だけを書いた場合こちらの記事でも書いた様な意味にもなるので、やはり差別化として「その音だけ足す」場合は括弧は合った方がいいかなーとは個人的には思ったり。

 

 

 

 

 

という訳でみてきました「ドレミファにコードネームを付けるとどーなるのか」。

 

「コードなんてなんとでもなるんだ」感が伝わってたら嬉しいですね笑

 

 

ちなみにこれルートをCとしたから答えはこうなりましたが、例えばこの音の構成音のまま「レ」をルートとした場合でもネームはまた変わります。

案外Dをルートとした方が簡単だったりします。

 

これが分かるようになっていればコード初心者は完全に脱したと考えてもいいのではないでしょうか。

 

答えは下に置いておきますので自分で考えてみて答え合わせしてみてください。

 

手順1~5の通りやれば必ず出来るはずですので。

 

答え

Dm9(omit5)

 

どうだったでしょうか。正解している事を祈って。

 

こんな感じでコードブログに関しては色々なにか思いついたことがあれば足すことが結構あるかもしれません…。

生暖かく見守って貰えたら嬉しいです笑

 

では、お疲れ様でした!また次回~。

 

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4 件のコメント

  • お疲れ様でした!!ずっと曖昧な理解だったコードが、わかりやすい説明で理解できました。ありがとうございました。
    あまり大きな発信力はないのですが、twitterとブログで紹介させて頂きたいと思っています。もし不都合などありましたら、ご連絡ください。

    • >みなみ様

      最後までお読みいただきありがとうございました!
      そして、みなみ様こそお疲れ様でした。

      ホントにこのブログが目指していた物に対するコメントで感無量でございます。
      書いてよかったなー笑

      さらにご自身のブログ等でも発信していただけるとは。
      何も問題はございませんので、是非ともよろしくお願い致します。

  • 分かりやすいブログでとても勉強になります!今回の2問目、レをルートにした時の解説をしていただきたいのですが可能でしょうか?Dm9(omit5)にたどり着けずにいます。時間があったらでいいのでお願いします。

    • >イタチ様
      初めまして!ブログへの嬉しいコメントありがとうございます!
      ご質問への返答ですが、恐らく

      http://norisroom.net/music/chordtheory/chord-13

      この記事の最後の方で触れているルールを思い出して頂ければ解答にたどり着けるかなと思います!

      一応ここでももう一度説明しますと

      ・7度以上の音を積むコードの音を指定する場合(例えば今回の9度など)は「add」が付いていない場合は7コードの音の上に9度を足す

      このルールを適応するんですね。
      それを踏まえて1から考えてみましょう。

      今回考えるコードの構成音は下から レ ミ ファ ド
      一番下がレなので勿論ルートは「D」ですね。

      レからみて3度の音は今回は短3度のファ
      この時点で大まかに分類するとこのコードは「Dm系の何か」となる

      それ以外の音は今回「ミ ド」の2音です。
      ルートDからみてこの2音はそれぞれ「ミが9度」と「ドが短7度(Dm7に当たる7度ですね)」となります。
      そしてここまで解明してから、先ほど挙げたルールが適応します。

      今回は9度と短7度なので、addを付けない「〇9」とする事で一気に7度の音も指定する。という事ですね。

      「Dm9とするだけで短7度にあたるドの音も含んだ レ ファ ラ ド ミ」を指定するという事です。

      そして最後にDm9の構成音の「レ ファ ラ ド ミ」から今回は5度の音(ラですね)を「omit」で消してDm9(omit5)にたどり着く。

      という事になります!

      …伝わりましたでしょうか?w
      難しいですよね。心中はお察しいたします。

      徐々に理解していってもらえたらなと!
      まだ分からない事などありましたらお気軽にご質問くださいね。

      それでは、お互いこれからも音楽ライフを楽しんでいきましょう!
      ブログへのご訪問ありがとうございました!これからもよろしくお願いします♪

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    ABOUTこの記事をかいた人

    初めまして。中学の頃からバンドで音楽に関わって10年以上。 今までに身につけた知識、折角なんで皆さんと共有できればいいなと思いブログを始めました。 間違っている事があればご指摘ください…笑 理論の事以外にも、趣味のDTM関連の事や、ガジェット関連、アプリ関連など色々と好きな様に書こうと思っています。