減があるなら勿論あるよね。「増」のaugコード
こんにちは、Noriです。
今回はaugコードについてみていきましょう。
augは「augment」の頭3文字を取った物で、意味は「増える」という意味の英単語です。
読み方は「オーギュメント」。
前回の記事では「diminish」で「減」を見てきたわけですが、今回は「増」です。
「Caug」や「Daug」といった表記で表すこのコード。一体何が「増えて」いるのか。
さっそくみていきましょう。
[ad#co-1]度の世界での「増」とは
以前の記事とも重複する内容になりますが
音楽の世界には、度数を数える際に半音分の変化を表す時に数字の前に「短」や「増」や「減」をつけてそれを表すというルールがあります。
例えば「2度」の半音上を表す場合は「増2度」、半音下を言いたい場合は「短2度」といった具合に言います。
ここらへんのルール、ややこしいですが一部をまとめると
・1度、4度、5度に関しては半音上がると「増」を、半音下がると「減」を使う
・2度、3度、6度、7度の音は半音上がると「増」を、半音下がると「短」を使う
となります。
さて、今回見ている「augコード」ですがルートCの場合構成音は「ド ミ ソ#」となります。
構成音を良く見てみると、「Cメジャー」のコードの5度の音(ソ)が半音上がったコードだという事がわかりますね。
そしてさっき出てきたルールをもう一度見返してみると…
・1度、4度、5度に関しては半音上がると「増」を、半音下がると「減」を使う
でした。
出てきましたね。「増」が。
というわけで、augコードにおける「増」とはこの5度が半音上がったときに用いる「増」のこと、という訳ですね。
augコードはメジャーグループ
コードはそのコードがメジャーかマイナーかを判断する時「3度」が半音下がっているか、そうでないかで見分けています。
Cの場合は「ド ミ ソ」で3度がそのままなので「メジャー」、「ド ミ♭ ソ」だと3度が半音下がっているので「マイナー」という具合になります。
そして今回見ているaugコードの3度はそのままなので、augはメジャーのグループとなります。
というわけで
「augコードは3和音のメジャーコードの5度が半音上がった(増5度)コード」
だとまとめることが出来ますね。
前回みていたdimコードは
「3和音のマイナーコードの5度が半音下がって(減5度)できたコード」だったのでなんとなく対極な位置にあるコードですね。
Cdimコード
Caugコード
コードの使われ方も経過音的に使われることが多いので似ています。
こちらも規則正しく並んでいます。augコード。
という訳でおなじみ鍵盤を数えていく方法での覚え方を見ていきましょう。
先ほども出てきましたが、dimコードは4つずつ進んだ音を積んだコードでしたね。
そしてaugコードですが、こちらも凄く規則正しく並んでいます。
もう答えを言いますが「augコードは5つずつ」です。
そして最後に積んだ「増5度」の音からまた5つ鍵盤を数えるとルートに戻りますね。
ここもdimコードと一緒ですね。
しかしこうみると音楽ってホント数字と密接に関わってるんだなーと思いますね。
数字苦手なんで勘弁してほしいんですけどね…笑
というわけで、以上がaugコードの考え方と覚え方でした。どうでしたでしょうか。
dimコードとなんとなく考え方は似ていたのでそちらがクリア出来ている人からすれば簡単だったかもしれませんね。
ちなみにaugコードを使うとこんな進行がつくれます。
進行はC→Caug→FM7→Fm7で作ってみました。
CからFM7の間に挟んだCaugが進行に表情を付けてくれてますね。
CからFM7も勿論スムーズにつながるんですが、一味違う進行へと変えてくれているのが分かるかと思います。
皆さんも色んなところで使ってみてくださいね。
まとめ
・augコードはメジャーグループに属している
・コードの構成音は3和音のメジャーコードの「5度」の音が半音上がった(増5度)構成音で出来ている
・augmentの「増える」という言葉の意味はこの「増5度」から来ている。
・ルートから5つずつ進んだ音を積んでいる
まとめるとこんな感じでしょうか。
是非皆さんも覚えて曲中で使ってみてくださいね。
それでは今回はこの辺で。
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ある程度まではわかっていましたが、こんなにわかりやすい本もライトもありませんでした。
ありがとうございます!
>久保野りえ様
ブログへの訪問とコメントありがとうございます!
そう言って頂けてとても嬉しいです♪
自分がコードで躓いた人間なので、同じ所で躓く人がいるのはとても勿体ないなと思って書いてみました!
伝えられていたのなら本当によかったです。
今後とも当ブログをどうぞよろしくお願い致します!