いきなりですが僕はprotoolsユーザーです。
最近増えましたよね。protools使ってる人。
プロはまぁ最初から使ってるって人多いんでしょうけど、アマチュアの人も結構増えているイメージです。
一時はプロ御用達で敷居の高いイメージがあったり、実際結構ユーザーには優しくない仕様が多かったりと一般のDTMユーザーは近寄り難いイメージがprotoolsにはありました。
ですがprotools9辺りから段々とユーザーに近寄ってきてくれて、今では大分敷居も低くなってユーザーになる人も増えたんでしょう。
今はシリーズも12までバージョンがあり、年間有料ライセンスバージョンを含めて、ライトなエクスプレスや、なんと無料のファーストなんかも出だして段々とprotoolsも様変わりしていっています。
正直個人的には有料ライセンスバージョンには思うところもあるといえばありますが…
まぁ他のDAWもそれが主流になってきているので時代の流れとして受け入れていかないとだめなんでしょうね。
とまぁ個人的な愚痴はこの際置いておいて、そんなユーザーに近づいてきてくれているprotoolsなんですがまだ一個ユーザーを突き放している点があります。
ユーザーの方ならご存知でしょう。そう
プラグイン形式の「AAX(えーえーえっくす)」ですね。
[ad#co-1]ーーーーーーーーーーご存知ない方のために説明ーーーーーーーーーー
DAW上で楽器を鳴らす時ソフトを買ったり無料のを落としてきて使ったりするんですが、その時にそのソフトは自分が使ってるDAWで使える形式なのかという問題があるんですね。
イメージとしてはプレステのディスクをwiiに入れてもプレイ出来ないような感じです。
そしてその規格はDAWの世界では圧倒的に「vsti(ぶえすてぃあい)」という規格がシェアを締めています。いわばDAW界のプレステディスクです(プレステのシェア率は知りませんが笑)
それなのにprotoolsはvstiを採用せず独自に作ったAAXという規格を採用してるんですね。
もっと言うとprotoolsは昔から「vsti形式」に脇目も振らず、独自に「RTAS(あるたす)」という規格を採用していて、それが進化したのが「AAX」なので「vsti」を採用しないという姿勢は昔から一貫してるといえばしてるんですが。
そしてさらになんとprotoolsさん、自社で作ってずっと使っていたこの「RTAS」さえもバージョン11から完全に切り離しAAXのみの採用となってしまいました…。音質向上の為とはいえすごいことしますよねホント。
ーーーーーーーーーー説明ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーー
とまぁ説明の用にprotolsは業界シェアナンバー1のvstiを採用していないので、曲を作るというDTMの観点からは色々な音源が使えないという事で踏む込む事を躊躇う一つの要因となってしまっています。
ちなみに言うと僕はこのトラップに一回まんまと引っかかり使えない音源を購入してしまったという過去があります…笑
調べなかった僕がわるいんですけども!くやしかった笑
最近はソフト音源を作っている各会社がアップデートでAAXに対応してきて、大分マシになってきたとはいえまだまだvstiにしか対応していない会社も多い事もあり「なんだかなー」という状況でした。
そんなAAX問題、なんとか出来ないかなーとネットをぶらぶらしてたらですね。
なんとありました笑
それがこちら
Blue Cat Audioからリリースされている
Blue Cat’s PatchWork
というソフトです。
これなんとvstiだけじゃなくて「RTAS」「AU」「AAX」「DirectX」など色んな物を使える用にしてくれます。
なんとも素晴らしいソフトの登場じゃないですか。
しかもこれvstiだけじゃなくてRTASまで使える様にしてくれるというのね。
かゆいところに手が届いています笑
というわけで早速購入して使ってみました。
おー、はいってますはいってます
ひらくとこんな画面が出てきました。
パッと見た感じちょと使い方が分かりにくい感じにもみえますが…
適当にぽちぽちしてたら見つけました見つけました
「Load VST」の文字を
リアルに「おぉー」と声でちゃいました笑
vstiの起動したいソフトを選択
ここではフリーソフトの「Synth1」を選んでみました
おぉぉぉぉ
起動しましたーー。
protools11でsynth1が起動できるなんて…!
他にもどーーん。
以前入手したminimoog vのフリー版のやつ!
うおおおおお上で書いたAAXトラップに引っかかって使えなかったRealStratまで起動できたーーー!
これは想像以上ですね!素晴らしい!
しっかり音もなりますよ!(あたりまえ笑
どうでしょうかprotoolsユーザーの皆さん!今まで諦めていたvstiを思いっきり使えるようになりますよ!
真ん中の「PARALLEL CHAINS」という所にエフェクター差してみたところ、ちゃんとRealStratにエフェクターが掛かってくれました。
いやはや素晴らしい。
フリーの高品質なエフェクタープラグインも多いんですが、如何せんvstiが多くて諦めていたので嬉しい。
ちなみにこのソフト、vstiをaaxに互換するだけじゃなくその逆もしてくれます。
つまりどういうことかというと、CubaseやSonarなどでAAXやRTASが使えちゃったりもするんですね。
僕は今までprotoolsしか使った事ないのであまりその辺詳しくないんですが、protoolsユーザーさん以外にもこれは嬉しいのではないでしょうか。
ちなみにこのBlue Cat’s PatchWorkは
いつも読者として楽しませてもらっている
藤本健さんのブログ「藤本健の”DTMステーション”」での紹介で知ったんですが
http://www.dtmstation.com/archives/51923786.html
↑記事はこれ
ここにも詳しく色々と使いかたが載っていたりします。
まだまだ購入したてで使い道も分かっていないのでここ見て僕も勉強したいとおもいます笑
いやー
「protoolsでvstiが使えるだとぅ!?」
と勢いで買っちゃいましたが、大満足です。
protoolsユーザーでAAX問題に直面している方、いらっしゃったらこれで解決できますよ!
おひとつどーでしょうか!
※追記
ちょっと注意事項を一つ発見です。
こちら、32bitのvstiの変換はさすがにしてくれませんでした。
PC環境が64bitのみの人の場合は変換したいvstiソフトが「64bitに対応しているかどうか」を購入前に確認されることを強くお勧めしておきます!
僕の環境でもひとつありました…メーカーに問い合わせても対応策は有料な対応策しかないようで…そこだけとほほでした。
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